女性消防団員辞令交付式にて
羽島市女性消防団員採用計画
1 採用の目的
近年、住宅火災における死者数は、平成17年の1,220人をピークに減少し、ここ数年は1,000人程で横ばいである。しかし、その約7割が65歳以上の高齢者であり、近年の高齢化の進展とともに、この割合が増加
傾向にある。また、岐阜県が平成25年2月に発表した南海トラフ巨大地震等被害想定結果によると、岐阜県全体が震度5強以上の揺れに見舞われ、岐阜県南部を中心に震度6弱とされ、市内にも複数の火災と多数の負傷者が発
生すると予測されている。
このような状況において、市民が防火に関する知識や技術を身に付け、災害に対する対応力を強化し、災害に強いまちづくりが重要となっている。その対策の一環として、女性消防団員を採用し、広報活動、予防活動等、災害弱者対策の部門で女性特有の優しさ、きめ細かさを生かした火災予防広報活動を実施し、市民への防火防災意識の高揚を図り、以て火災の予防と火災による被害の軽減に資することを目的とする。
2 組織・人員・報酬等
(1) 組織
組織の主な活動が防火指導及び、PR活動であり、命令系統をスムーズ
にするため、消防団本部付けとする。
(2) 人員
15人
※ 消防団員の現行・改正後の人数(別表1)
(3) 報酬
羽島市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例に基づき、一
般団員同様に支給する。
(4) 資格
ア 当該消防団の区域内に居住し、又は勤務する者
イ 年齢18歳以上の者
ウ 志操堅固で、かつ、身体強健な者
(5) 時期
平成27年1月1日
3 女性消防団員の任務・活動内容
(1) ひとり暮らし老人宅への防火訪問
(2) 自主防災組織等への防火指導
(3) 消防団年間行事でのナレーション、受付、案内等
(4) その他団長が特に必要と認めたもの
※ 消防団行事の女性消防団員参加内訳(別表2)
2 –
4 服装について
服装については、制服は財団法人日本消防協会仕様とし、活動服等は羽島
市消防団規則第6条の規定に基づき、消防団員服制基準とし、貸与品目につ
いては別表3のとおりとする。
5 女性消防団員の採用方法
採用について、推薦制と公募制に区分されるが、消防団のPRにもなり、
地域住民の理解を深めることができるため広報はしま等による公募制を採用
する。